2月12日(土)と13日(日)の2日間、CoSTEPのスタッフ4名が金沢大学に出かけ、午前10時から午後6時までの集中授業を実施しました。受講したのは、金沢大学のイノベーション創出若手人材養成事業のもとで学ぶ博士研究員、大学院博士課程の学生さんたち。
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どちらも、「国際的な幅広い視野と産業界などの実社会のニーズを踏まえた発想を身に付けた新しいタイプの博士人材」にとって必須のコミュニケーション・スキルです。
プレゼンテーションについての授業では、ハーバード大学で用いられている授業方法も取り入れながら、また「プレスリリースを書いてみる」ことで“何を伝えたいのか”に意識を集中させるという、CoSTEPでの教育経験に基づいた授業を行ないました。
授業の5日前までに予め作成しておいてもらったパワーポイントのスライドについて,個々のスライドの内容やデザイン、プレゼンテーション全体の構成などいくつかの観点から、改善すべき点を具体的に指摘しながら、“よりよいプレゼンテーション”を目指しました。
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つづいては、ある研究機関が出したプレスリリースをもとに「新聞記事を書く」という,やや高度な課題に挑戦しました。記事の内容全体をコンパクトにまとめたリード文を書き、内容が一目瞭然で、しかも魅力的な見出しを付けるなど、ライティングはもちろんプレゼンテーションでも活用できる、実践的なスキルが身につきます。
CoSTEPでは、講義をインターネットで配信し、忙しい方や遠方の方でも学びやすい「選科」を設けています。講義はe-learningで、演習は8月または10月に、3日間の集中演習で学ぶというコースです。
6年にわたる実績をもつ北海道大学CoSTEPの授業を、ぜひご利用ください。
金沢大学での授業の様子を,スライドショーでご紹介します