2022年5月1日
科学技術コミュニケーション教育研究部門
部門長 川本 思心
新型コロナウイルス感染症の中での年度開始も3年目となりました。ワクチン接種も進みましたが、次々と変異株が現れ、完全な収束とは未だ言えない状況が続いています。このような中で、CoSTEPは2022年度も、受講生やスタッフ、参加者の皆様の安全に配慮して、各種教育プログラムやイベント等を実施していきます。
CoSTEPの基幹事業である「科学技術コミュニケーター養成プログラム」は、北海道大学の今年度の方針に準拠し、講義・演習・実習を基本的には対面で実施していく方針です。もちろんコロナ以前からかわらず、講義のオンデマンド配信は実施します。2005年から始まり、今年度初回は123回となる「サイエンス・カフェ札幌」は人数制限等の感染対策をとったうえで対面での実施を予定しています。
ただし、感染状況が悪化した場合は、オンラインでの実施等に適宜切り替えていきます。社会全体が感染対策と活動再開のバランスのうち、後者に傾きつつあり、これからは科学と社会の界面でより難しい判断を迫られることになります。受講生やイベント参加者等の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒ご了承いただければ幸いです。
コロナには年度の区切りは何の関係もありませんが、私たち人間はどうしても人間社会の活動の区切りを物事の判断の区切りとしがちです。CoSTEPスタッフ一同は、年度の区切りを再考の一機会としつつ、雰囲気で判断することなく、状況を常に注視し、適宜議論をして実施方針を決定し、学びの場を維持していきます。