北海道の木工家・デザイナーが札幌の木材で椅子を制作し、未利用材の活用やリサイクルを考えながら小規模木工の可能性を探る展示、札幌の木、北海道の椅子展。昨年開催延期となった本展では、北海道大学CoSTEP、北方生物圏フィールド科学センターと協力し、札幌研究林で役目を終え伐採されたイチョウとアカナラを主材とした新作椅子を展示しました。また、サテライト会場となったアノオンシツでは、家具の作家さんとさまざまな分野の研究者によるトークを「椅子と、森と、言葉と」というタイトルで展示しました。6月4日から19日まで開催しました。
ギャラリー創会場
ギャラリー創では、制作したオリジナルの椅子12脚を中心に、椅子をつくるまでのプロセス、作家のインタビューが展示しました。物語のある椅子に触れること、実際椅子に座れることに興味を持って下さった方々が多く、700名を超える来場客に楽しんていただきました。
アノオンシツ会場
会場には、12種類のあるトークの入り口になる展示を目指して、トークの中で出ていた言葉を抜粋して見られるようにして、収録を行った木を感じられる場所を表示しました。
研究者とクリエイターのトークは、展示会期後でも以下のリンクから見られます。
また、写真家の柿本拓哉さんによる、伐採した時残しておいたディスクを撮影した写真を展示しました。まだ使われてない木材の今後について考えられればと思います。
そして、今回椅子の材料として使ったイチョウとアカナラが元々生えてあった場所を体験できるようにしました。今は道になっている場所にいた、2年前までは樹齢100年以上経ったイチョウの姿を想像できればと思いました。
お越しいただいた方々、興味を持っていただいた方々、ありがとうございました。
メディア報道
・6月14日、毎日新聞からご紹介いただきました。
・6月10日、HTBからご紹介いただきました。
・6月6月、北海道新聞からご紹介いただきました。
・北大のリサーチタイムズで紹介されました。