実践+発信

選科生の集中演習〈イベント企画運営〉行われました

2011.9.1

8月26日(金)〜28日(日)の3日間、国内外からCoSTEP選科受講生の受講生20人が集まり、集中演習が行われました。参加型イベントの企画運営・ファシリテーションを学び、3日という短い期間でミニサイエンスイベントを企画し、作り上げ、最終日に実施します。

26日(金)は13時から始まり、まずはアイスブレイク。

「あなたの持ち物の中でお勧めの物を紹介してください」突然の問いかけにみんなかばんの中をごそごぞ。

 かばん、タモ網、せんす、お気に入りのノートに文房具、またたびなどさまざまなものがでて、あちらこちらで笑いが起こりました。

緊張が解けたところで早速企画立案の講義が行われました。

その後出されたミッションは「グループで企画を立てて、16:30にプレゼンせよ」。あと2時間。

 そして4班に分かれたグループワークでは、模造紙や付箋を用いプレインストーミング。バックグラウンドも年齢も違うメンバーで何ができるのか企画案を出し合いました。

 

班によっては、終了時刻20分前になってちゃぶ台返しの様にテーマが変わったところもありましたが

16:30からの企画プレゼンでは、他のチームや教員たちに助言や指摘を受けつつ

全班が発表を終えました。

2日目は朝9時よりプレスリリースの書き方、アンケート作成手法、チラシの作り方、ファシリテーションについて、15分刻みで実践的な講義が続きました。この集中演習恒例の「相互インタビュー」では自分が伝えたかったことと相手が受け取ったことの違いを発見し、どうしたらより相手に伝わるのか考えました。

午後からはイベント準備に集中。各班毎にリハーサルも行い、夜遅くまで作業が続きました。

作業の様子は逐一教員がリアルタイムドキュメンテーションで壁に写真を貼りだしました。

  

3日目、いよいよイベント本番です。

3日目朝のミッション「チラシ、プレスリリース、アンケート、運営マニュアルを完成してください」。各班、「時間がない!」と汗をかきつつ教員に指導を受けながら作業を進めました。小道具、衣装を用意したり、チラシにメンバーの写真を取り込むなどどうやったらお客に伝わるのか各班工夫を凝らしました。

 外では、北海道マラソン2011が開催されていて、どれだけの集客があるのか事前予測できませんでしたが、このミニサイエンスカフェには教員の想定をも上回る30人以上の一般の方のご参加を頂きました。

第1班:「海のゆりかご」”アマモってすごいんです。(左)

第2班:「鮭の白子でクリーン&エコ」見方を変えればゴミの白子が役に立つ!?(右)

第3班:「理系女子よ、大志を抱け」少女たちよ、理系の世界にいらっしゃい♪(左)

第4班:「再び試される大地 北海道」―温暖化する未来に向けてのまちづくり- (右)

3日間のサバイバルマラソンを完走した素敵な笑顔で 全員記念写真に収まりました。

終了後のコメントには、「疲れたけど楽しかった」という声も多く聞かれました。3日間という短い期間ではありましたがグループ内の結束も高まり、「次は修了式で会いましょう!」と手を振る姿を多く見かけました。

各日授業後に自己をふりかえる紙には「達成したこと」「発見したこと」「こうすればよかったこと」がびっしりと書かれた付箋が貼られ、みんなのモチベーションの高さを感じました。

細かい反省点はあるでしょうが、この3日間のプロセスが選科Aの皆さんの

血肉となることを願っています。