実践+発信

12WPIサイエンスシンポジウムCoSTEP登壇

2023.12.4

2023年11月23日(木)に、北大札幌キャンパスのフロンティア応用科学研究棟で開かれた第12回WPIサイエンスシンポジウムに、CoSTEPから川本が代表し、科学技術コミュニケーションの実践について話題提供をしました。

WPIは世界トップレベル研究拠点プログラムの略称で、現在18拠点があります。そのうちのひとつが、北海道大学のICReDD(化学反応創成研究拠点)です。CoSTEPはこれまでICReDDに参加している研究者をゲストとしたサイエンス・カフェ札幌の開催、いいね!Hokudaiの取材等を行ってきました。そしてそのネットワークをいかして、2021年のノーベル化学賞を受賞したベンジャミン・リストさんの取材を、ICReDDや学内各所と連携して実施しました(参考記事はこちら)。

今回のシンポジウムは、午前中はWPI拠点の研究者によるトークイベントで、午後はWPI拠点や関係組織の科学技術コミュニケーション活動が紹介されました。CoSTEPは上記ノーベル化学賞の事例について、ウェブ記事・動画・パネル制作という異なるメディア・目的で制作をした事例について話題提供をしました。

発表する川本

その後は、WPI拠点の広報担当者等の方々とのパネルディスカッションです。成功事例や、異分野を融合するために必要なコミュニケーションなどについて対話をしました。CoSTEPと各WPI拠点との間の普段の交流は必ずしも多くないですが、同じ課題を持っている方と対話をする機会は貴重でした。

ICReDD広報担当コリン・ステッカーさんの進行によるパネルディスカッション〈写真提供:ICReDD〉
講演会場を出るとすぐそばはブース展示場
どのWPI拠点でもグラフィックを活用した広報媒体が制作されていたのが印象的でした。
ICReDDブース。立っているのは右からコリンさんと、ICReDDのパンフレット等のデザインをしているシオリグラフィック(株)の足立詩織さん。手前のパネルはCoSTEP・ICReDD・広報課が協力し、足立さんがデザインしました。
CoSTEPファミリーで記念撮影。左から、10期/元スタッフ種村さん・1期/現スタッフ川本・1期/阪大WPI免疫学フロンティア研究センター坂野上さん、14期樫村さん、14期阪大WPIヒューマン・メタバース疾患研究拠点伊木さん、1期中村さん。中村さんは午前中のパネルディスカッションのファシリテーターをつとめました。