2023年11月23日(木)に、北大札幌キャンパスのフロンティア応用科学研究棟で開かれた第12回WPIサイエンスシンポジウムに、CoSTEPから川本が代表し、科学技術コミュニケーションの実践について話題提供をしました。
WPIは世界トップレベル研究拠点プログラムの略称で、現在18拠点があります。そのうちのひとつが、北海道大学のICReDD(化学反応創成研究拠点)です。CoSTEPはこれまでICReDDに参加している研究者をゲストとしたサイエンス・カフェ札幌の開催、いいね!Hokudaiの取材等を行ってきました。そしてそのネットワークをいかして、2021年のノーベル化学賞を受賞したベンジャミン・リストさんの取材を、ICReDDや学内各所と連携して実施しました(参考記事はこちら)。
今回のシンポジウムは、午前中はWPI拠点の研究者によるトークイベントで、午後はWPI拠点や関係組織の科学技術コミュニケーション活動が紹介されました。CoSTEPは上記ノーベル化学賞の事例について、ウェブ記事・動画・パネル制作という異なるメディア・目的で制作をした事例について話題提供をしました。
その後は、WPI拠点の広報担当者等の方々とのパネルディスカッションです。成功事例や、異分野を融合するために必要なコミュニケーションなどについて対話をしました。CoSTEPと各WPI拠点との間の普段の交流は必ずしも多くないですが、同じ課題を持っている方と対話をする機会は貴重でした。