実践+発信

リストベンジャミンさんノーベル化学賞受賞 学内各所と協力して広報を実施

2021.10.27

2021年10月6日(水)19時少し前、今年のノーベル化学賞は「不斉有機触媒の開発」への貢献で、リスト・ベンジャミンさん(独 マックスプランク石炭研究所)とマクミラン・デイヴィッドさん(米 プリンストン大学)の2名に授与される、との発表がありました。リストさんは北海道大学の化学反応創成研究拠点(ICReDD)の主任研究者をつとめる特任教授でもあります。

(リスト・ベンジャミンさんおめでとうございます!)〈写真提供:ICReDD〉

この衝撃的な一報を受け、早速CoSTEPは広報課、ICReDD、URAと連携して広報にあたりました。そして10月27日までにCoSTEPは「いいね!Hokudai」に以下5本の記事と1本の動画を公開しました。広報活動の裏側をお伝えします。
※ 2022年1月31日までに、いいね!Hokudaiに7本の記事を、CoSTEP公式YouTubeチャンネルに2本の動画を新たに追加しました。
※ 2022年3月31日に、CoSTEPが制作した受賞記念パネルを、総合博物館をはじめとした学内各所に展示しました(パネルデータは3月28日に北海道大学学術成果コレクションHUSCAPより公開) 。
※ 2022年4月7日に、いいね!Hokudaiに1本の記事を追加しました。

いいね!Hokudaiで公開した記事と動画

  1. 速報!北大の主任研究者がノーベル化学賞を受賞!(2021/10/06 20:56)
  2. 【動画】リスト・ベンジャミンさんと祝う、ノーベル化学賞受賞(2021/10/08 1:29)
  3. 続報!2021年ノーベル化学賞 〜受賞発表翌日の盛り上がりをお伝えします!〜(2021/10/08 10:44)
  4. 総合博物館にノーベル化学賞パネルが追加(2021/10/16 13:52)
  5. 【クローズアップ】#160 2021年ノーベル化学賞 詳報(1)〜有機触媒、切り拓かれた第3の領域〜(2021/10/27 12:00)
  6. 【クローズアップ】#161 2021年ノーベル化学賞 詳報(2)〜北大で拓く、ノーベル賞研究のその先〜(2021/10/27 12:05)
  7. 【ジョインアス】#32 2021年ノーベル化学賞 学生の声から感じた受賞の意義(2021/10/30 12:00)
  8. 【匠のわざ】#12 北大の情報の窓口として 〜総務企画部広報課〜(2021/11/26 12:00)
  9. 【チェックイン】#158 2021年ノーベルウィーク、いよいよ明日12月6日から!(2021年12月5日 17:30)
  10. リストさんにノーベル化学賞のメダルと賞状が贈られました(2021年12月8日 18:50)
  11. リストさんの受賞を時間と空間を超えて分かち合う 〜2021年ノーベル化学賞実験映像公開〜(2021年12月10日 12:00)
  12. 比べて深まる、2021年ノーベル賞(2021年12月16日 12:00)
  13. 2021年ノーベル化学賞受賞者からのメッセージ 〜リスト・ベンジャミンさんインタビュー映像公開〜(2022年1月31日 12:00)
  14. 総合博物館の2021年ノーベル化学賞パネルを更新(2022年4月7日 12:00)
初日10月6日夜:速報対応

CoSTEPの川本が広報課にお邪魔し、広報課やICReDD等関係各所と情報を共有。それらの情報を踏まえつつ、化学を専門とするCoSTEP梶井が「いいね!Hokudai」に速報記事を執筆し、21時前にいち早く公開しました【記事1】。

(事務局。左手に見える広報課の窓には煌々と明かりが灯っています)
(広報課にて。次々とかかってくるメディアからの電話に、関係各所の職員があつまって対応しました)
(寳金清博総長、ICReDD拠点長の前田理さん、リストグループのCo-PI辻信弥さんのコメントをあつめ、プレスリリースを作成する広報課 広報・渉外担当の江澤海さん。CoSTEP受講生でもあります)
(プレスリリースをチェックしつつ、今後の対応について協議する関係各所の職員。実はこの中にCoSTEP修了生・受講生は3名もいます)
翌日10月7日午前中:記者会見

昨日の興奮冷めやらぬ翌7日、急遽広報課がセッティングした記者会見にCoSTEPからも4名が参加しました。梶井が取材、川本がスチルカメラ撮影、朴・福井がビデオ撮影です。会見の司会は吉見宏理事・副学長(広報担当)が行い、ICReDD拠点長の前田理さんと、リストさんと共同で研究グループを運営する辻信弥さんが発表と質疑応答を行いました。

(記者会見会場となった創成科学研究棟。10時半からの会見に向けて、メディアもあつまっていました)
(早めに会場にはいり、ビデオカメラをセッティングするCoSTEPの福浦と朴)
(会場には多くのメディアがつめかけ、いつにもまして活発な質問がなげかけられました)
(会見を聞き取る。奥からCoSTEP川本と梶井。梶井は質問もしました)〈写真提供:広報課〉
(会見の後、実験室での写真撮影。各社入れ替わりで撮影をしていきます。右下でビデオを構えているのは、CoSTEP修了生でもある広報課 学術国際広報担当の菊池優さん)

この会見の後、広報関係者でSlackを立ち上げました。広報課5名、ICReDD3名、URA1名、CoSTEP4名の陣容です。このSlackで取材日程や方針から写真等の素材まで共有し、さらに制作したコンテンツの相互確認などを迅速に行っていきました。

翌日10月7日夕方:オンライン祝賀会

ICReDDがリストさんとのお祝い会をZOOMで開催することになり、広報スタッフは17時半頃、創成科学研究棟にあるICReDDのサロンに集まりました。午前中とおなじくCoSTEP4名も参加。

(ふだんからICReDDの研究者や学生がディスカッションしたり学習をしている場所がお祝いの会場となりました)
(後列左は広報課 学術国際広報担当の南波直樹さん。CoSTEPの教育プログラムやシンポジウム等で何度も連携しています。CoSTEP朴をはさんで座っているのがICReDDの山本靖典さん。山本さんは鈴木章名誉教授ノーベル化学賞受賞の際にもCoSTEPと連携をしました)

午前中の記者会見の様子とあわせて、すぐに動画編集と執筆にとりかかり、【動画2】は祝賀会終了7時間後に公開。【記事3】も翌日午前中に公開しました。関係者との密な連絡によるチェック体制が、迅速な公開を可能にしました。

10月13日:辻信弥さん取材

より科学的にも掘り下げた内容を記事にまとめるために、リストさんと共同で研究グループをまとめている辻信弥さんに取材を依頼。すこし日を置いてじっくりとお話を伺いました。CoSTEP梶井がメインインタビューアーをつとめ、その内容を【記事5】【記事6】として公開しました。

(左からICReDD広報コリンさん、広報課川本さん、CoSTEP梶井、広報課菊池さん・江澤さん・富塚さん、ICReDD広報鈴木さん)
10月15日:総合博物館にて

受賞直後の喧騒も一段落。今後の広報を考えるために、鈴木章名誉教授に関する総合博物館の展示を学術国際広報担当とCoSTEPで確認しにいきました。・・・すると、なんとちょうどパネルを設置しているではありませんか。担当の方と今後の広報について雑談しつつ、早速設置の様子も【記事4】として翌日公開しました。

(奥の渡邉洋子さんは総合博物館の研究支援推進員ですが、またもやCoSTEP修了生でもあります)〈写真提供:広報課 学術国際広報担当〉
10月25日:前田理さん・山本靖典さん取材

さらにICReDDという組織の特徴を掘り下げるため、拠点長の前田理さんと、事務部門長の山本靖典さんにお話を伺いました。今回は学術国際広報担当が主となり、CoSTEPはサポートに回りました。今後コンテンツを作る際の観点を多数得ることができました。

(インタビューをした広報課 学術国際広報担当の川本真奈美さんもやはりCoSTEP修了生)

今回の一連の広報活動は、映像撮影・編集の技術、化学の専門知識といったスタッフ個別の専門性だけではなく、これまでCoSTEPがつくりあげてきた学内ネットワークと、関係各所の皆様のご協力があったからこそできたことでした。CoSTEPは2010年の鈴木章名誉教授のノーベル化学賞受賞の際にも、ウェブサイト、動画、書籍など制作し、広報を行いました。その際の経験とネットワークは今回も活かされています。CoSTEPは今後も学内各所と連携してノーベル賞関連の広報・コミュニケーションを実施していく予定です。

参考:2010年鈴木章名誉教授ノーベル化学賞受賞関連コンテンツ