第86回サイエンス・カフェ札幌
テーマ:自在の翼を手に入れろ~ブルーインパルスの飛行技術と不安定からの数学的発想~
日 時:2016年1月16日(土)14:00~15:30(開場:13:30)
会 場:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン(札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル)
ゲスト:高橋 KYONCEE 喜代志さん(航空自衛隊2等空佐・元ブルーインパルス4番機パイロット)
ゲスト:西浦廉政さん(東北大学教授・元北海道大学電子科学研究所 所長)
聞き手:川本思心(北海道大学 CoSTEP 兼 理学研究院 准教授)
定 員:約80名
参加費:無料。当日は会場に暖かい服装でお越しください。
主 催:北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)/北海道大学 物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム(ALP)
協 力:有限会社バナプル/ブルーインパルスファンネット
1964年、東京オリンピック開会式の大空に、5色のスモークで五輪を描いたブルーインパルス。精密かつ華麗な編隊飛行は、日本の航空工学と操縦技能の結晶です。「地獄ポジション」とも呼ばれる4番機のパイロットとして、演目開発にも携わった高橋 KYONCEE 喜代志さんに、数理連携の第一人者である西浦廉政さんが「不安定性」をキーワードに迫ります。
自在に空を飛ぶためには、機体の速度と高度、つまり運動エネルギーと位置エネルギーを無駄なく適切なタイミングで変換する必要があります。さらに、一糸乱れぬ隊形を組んだり、6機それぞれが異なる機動をするためには、相互の状況をも把握する必要があります。その時、パイロットは何を「考えて」いるのでしょうか。物質のみならず人や社会の「不安定」な状態に関心を持ち数学研究に取り組んできた西浦さんは、不安定だからこそ可能になることがある、と考えます。
パイロットと数学者という全く異なる分野のプロフェッショナルが、迫力あるブルーインパルスの映像も交えながら、空を飛ぶことの面白さについて語りあいます。
【カフェのプログラム】
前半:高橋さん、西浦さん話題提供
後半:質問カードを使用して、お二人と会場を交えてQ&A
(終了後はサイン会を予定しています)
【ゲストプロフィール】