CoSTEPは、主に遠隔地の受講生に対して e-learning で講義を受講し、3日間のスクーリングを行う、選科コースを設けています。8月25日から27日にかけて、北海道大学札幌キャンパスで、ミニサイエンスイベントを企画・実施のスキルを学ぶ、集中演習が行われました。全国に散らばっている受講生が、顔を集める貴重な機会です。4つの班に分かれた受講生は、最終日の27日に、それぞれサイエンスイベントを実施しました。
(集中演習初日の記念撮影)
「うー、なんぎ!」チーム(浅野希梨さん、天野麻友美さん、石川公広さん、漆山明日美さん、平山実季さん)が企画したのは「やっぱり、うなぎがいいですか?〜食生活から見えてくる科学技術〜」です。土用の丑の日にうなぎを食べるかどうかを考えることで、食の背後にある食文化や科学技術の利用について、考えるイベントでした。
「未来から問う遺伝子操作」は「パウエレミツ」チーム(飯田綱規さん、梅本里穂さん、金子浩子さん、仲居玲美さん、沼尾恵利子さん)のイベントです。未来において遺伝子技術の選択ができる社会になったとき、どこまで技術の利用を認められるのかを問うイベントになりました。
「もしもしカメよ”カメさん”よ〜性決定の多様性〜」は、岩瀬峰代さん、内田吉美さん、島崎俊介さん、マクミラン美里さん、栁田沙緒里さんが所属する「村井製作所」チームが作ったイベントです。生物の性別の決まり方の多様性を説明する子供向けのイベントです。
トリを務めるのは「桃太郎誕生秘話〜放射線の安全と安心〜」は、チームどんぶらこ(伊藤佑太郎さん、沖花裕美子さん、加来謙一さん、菊池ちひろさん、中島朋さん、横山実紀さん)のイベントです。演劇仕立てで、放射線の安全と安心の関係を説明していきます。
これらのサイエンスイベントは、初めて出会った仲間との3日間の共同作業のすえに完成した、汗と涙の結晶です。この集中演習を乗り越えば、どんな企画も実施できる自信をつけることができます。
後日それぞれの開催報告が掲載されます。3日間の集中演習で受講生の皆さんは、どんな目的を立て、どんな工夫をして、どんな内容のイベントを企画して、何を学んだのでしょうか。その詳細は公開されたそれぞれのイベントレポートでご確認ください。