実践+発信

2017年度前期学部授業「北海道大学の「今」を知る」を実施

2017.9.28

CoSTEPが主に学部一年生を対象に開講している授業「北海道大学の「今」を知る」では北海道大学の様々な「現場」に足を運び、自分の目で見、耳で聞き、手で触って、今現在の北海道大学に触れ、そしてそのことを通して、「大学」とはどのようなところかを肌で知ることを目標としています。最終成果物は記事の形で、北大の広報サイト「いいね!Hokudai」に掲載されます。

大学の「現場」とは、やはり研究者を訪ねること。文系理系問わず集まった30名の学生たちは5つのグループに分かれ、研究者を取材しました。取材するにあたり、どの研究者を取材するのか、なにを聞きたいのかを企画書にまとめ、取材先が固まったら取材の依頼の仕方、写真の撮影の仕方、インタビューの手法を習得し、そして取材当日を迎えます。取材が終了したら、執筆作業に入っていきます。多くのプロセスでグループワークが必要となります。仲間とディスカッションしながら進めることで、成果物がより精緻になっていきます。グループで執筆するのは二本の記事です。一つは研究紹介記事、もう一つは研究者から紹介された推薦図書の紹介記事です。

ほんの数ヶ月前までは高校生だった新入生たち。授業が終盤に近づくにつれ、徐々に凛々しい顔つきへと変わっていったのが、たいへん印象的でした。

以下、学生たちが完成させた記事です。いいね!Hokudaiにて順次掲載してまいりますので、ぜひご覧ください。

・川本思心班取材先:人獣共通感染症リサーチセンター 高田礼人 教授(獣医学)

scienceとhumanityの二刀流でエボラに挑む(1) ~アフリカに助太刀!~

 小野実央/窪田恵之/平野紘太朗・総合理系1年

scienceとhumanityの二刀流でエボラに挑む(2)~お侍先生 おすすめの本~

 湯川朔弥/志村繁尚/伊藤百・総合理系1年

・種村剛班取材先:文学研究科 河原純一郎 准教授(認知心理学)

となりの心理学~現代社会における認知の世界~

 岡田裕樹/北村亜藍/高橋美紗・総合文系1年

意識できない意識とは~無意識システムはパワフルだ~

 太田早織・文学部1年/藤間謙太郎/西原遼将・総合文系1年

・村井貴班取材先:農学研究院 石塚敏 教授(栄養生理学)

ワタシの研究人生。~食べ物とメタボと、時々、ラット~

 木次谷真由・医学部1年/長谷川公紀・総合理系1年

研究者スイッチ“ひ”!~人に伝える~

 可児涼真・医学部1年/宮川寛希/神谷尚輝・総合理系1年

 

・西尾直樹班取材先:文学研究院 後藤康文 教授(平安時代物語文学)

あらまほしきかたち(1)〜古典復元の目指す理想〜

 山本瀬奈/石黒咲良・工学部1年/中島晃洋・工学部1年

あらまほしきかたち(2)〜今の学生に読んでほしい本〜

 畑宗一郎/荒川泰璃・医学部1年/小原悠佑・工学部1年

・池田貴子班取材先:工学研究院 岡田成幸 教授(建築系防災工学)

「人間」の幸せを考える(1)~安全と快適を両立させるには~

 中野梨沙・文学部1年/小林風輝・総合理系1年

「人間」の幸せを考える(2)~スッキリ感を追求する研究人生(書籍紹介)~

 中島みなみ・法学部1年/清原綱大・総合理系1年/原綾汰・理学部2年