CoSTEPプレゼンツの2018年度 前期学部授業「北海道大学の「今」を知る」では北海道大学の様々な「現場」に足を運び、自分の目で見、耳で聞き、手で触って、今現在の北海道大学に触れ、そしてそのことを通して、「大学」とはどのようなところかを肌で知ることを目標としています。最終成果物は記事の形で、北大最大のいいね数を誇るウェブメディア「いいね!Hokudai」に掲載されます。
大学の「現場」とは、やはり研究者のいる研究室や実験室あるいはフィールドといえるでしょう。分野を問わず集まった30名の学生たちは5つのグループに分かれ、CoSTEPスタッフの指導を受けながら研究者を取材しました。取材をするにあたり、まずはどの研究者を取材するのか、具体的になにを聞きたいのか、話し合いを重ねながら企画書にまとめていきます。
その後、取材依頼の仕方、写真撮影の仕方、インタビュー手法を学び、取材当日を迎えます。取材が終了したら、丁寧に文字おこしを行い、執筆作業に入っていきます。以上のプロセスをメンバー間でディスカッションしながら進めることで、成果物の内容が徐々に洗練されていきます。グループで執筆するのは二本の記事です。一つは研究紹介記事、もう一つは研究者から紹介された推薦図書の紹介記事です。
本講義の成果物である記事は、「いいね!Hokudai」に掲載されることで、多くの読者の方々の目にふれます。一般の方々に研究を伝えるにはどうしたらよいかを常に意識しながら推敲に推敲を重ねていくプロセスが生きた学びにつながっていきます。
以下は学生の成果物です。いいね!Hokudaiにて順次掲載してまいりますので、ぜひご覧ください。
・川本思心班取材先:観光学高等研究センター 西山徳明 教授(観光学)
「観光学の今を見つめる(1) ~観光は私の町の敵?味方?~」
岡田篤弘・文学部1年/松本雄大・総合理系1年/山﨑美空・総合理系1年
「観光学の今を見つめる(2)~本から迫る西山さんの「見る力」~」
三浦葉子・総合理系1年/石井夏樹・水産学部1年/五十嵐元・総合理系1年
・種村剛班取材先:情報科学研究科 土橋宜典 准教授(情報メディア学)
林大祐・総合理系1年/穂積侑伽・総合理系1年/堂向修央・医学部1年
石井碩生・総合理系1年/松久知優・総合理系1年/山本穂乃香・文学部1年
・村井貴班取材先:北方生物圏フィールド科学センター 荒木肇 教授(農業環境工学)
「再生可能エネルギーがこれからの農業を創る ~自然エネルギーを利用した農業生産って何だろう?~」
林 美咲・総合理系1年/廣田章太郎・総合理系1年/吉野元貴・総合理系1年
「私とチコリーと自然エネルギー ~エネルギーのあるべき姿を追い求めて~」
樫原 葵・文学部1年/亀割由奈・医学部1年/木村礼音・総合教育学部1年
・池田貴子班取材先:教育学研究院 山仲勇二郎 准教授(時間生物学)
「研究に魅せられて(1)~多方面から「生物時計」を解明する~」
志村佳亮・文学部1年/芹澤実咲・総合理系1年/藤井凌・農学部1年
「研究に魅せられて(2)~人生を変える「きっかけ」(書籍紹介)~」
浅嶌ほのか・総合理系1年/田中啓暉・総合理系1年/四方田優希・総合理系1年
・西尾直樹班取材先:情報科学研究科 小野哲雄 教授(ヒューマンコンピュータインタラクション)
「人とロボットの<間>(1)~自分だけの”ニッチ”をチャンスに変えて~」
西山日菜・総合理系1年/橋場啓汰・総合理系1年/柴垣光希・総合理系1年
佐藤七海・総合理系1年/吉田のどか・総合文系1年/足達春樹・農学部1年