実践+発信

前期学部授業「北海道大学の「今」を知る」を実施

2016.8.30

CoSTEPが主に学部一年生を対象に開講している授業「北海道大学の「今」を知る」では北海道大学の様々な「現場」に足を運び、自分の目で見、耳で聞き、手で触って、今現在の北海道大学に触れ、そしてそのことを通して、「大学」とはどのようなところかを肌で知ることを目標としています。最終成果物は記事の形で、北大の広報サイト「いいね!Hokudai」に掲載されます。

大学において「現場」に触れるとは、やはり研究者を訪ねること。文系理系問わず集まった30名の学生たちは5つのグループに分かれ、研究者を取材しました。取材するにあたり、どの研究者を取材するのか、なにを聞きたいのかを最初に考え、取材先が固まったら取材の依頼の仕方、写真の撮影の仕方、インタビューの手法を習得し、そして取材当日を迎えます。取材が終了したら、執筆作業に入っていきます。グループで執筆するのは二本の記事です。一つは研究紹介記事、もう一つは研究者から紹介された推薦図書の紹介記事です。

入学当初はどこか初々しかった学生たち。前期の授業が終盤に差し掛かるころには大きな成長を遂げ、凛々しい顔つきへと変わっていたのが、たいへん印象的でした。

なお、本授業は「全学教育科目に係る授業アンケート」の結果において、総合評点4.71を獲得し、主題別科目の中でトップにランキングされ、平成28年度北海道大学エクセレント・ティーチャーズに選出されました。

以下、学生たちが完成させた記事です。いいね!Hokudaiにて順次掲載してまいりますので、ぜひご覧ください。

【取材先】獣医学研究科 坪田敏男 教授(野生動物医学)

「自らの「生き様」を確立せよ(1) ~野生動物研究を通じて」

清玄寺優佑・総合理系1年/仲間陸・総合理系1年/中村凌太郎・総合理系1年

「自らの「生き様」を確立せよ(2) ~いのちに触れる研究人生を創り上げた3冊」

西遥平・総合理系1年/政本真希・水産学部1年/森本紗世・水産学部1年

【取材先】教育学研究院 加藤弘通 准教授(発達心理学)

「発達心理学から考える思春期のいじめ」

阿久澤玲奈・教育学部1年/野末修平・教育学部1年

「我読書ス、故ニ我アリ~加藤さんが選んだ三冊~」

轟木磨舟・教育学部1年/西村諒佑・総合文系1年/鎌田理恵子・法学部1年

【取材先】国際広報メディア・観光学院 山村高淑 教授(コンテンツ・ツーリズム、文化資源デザイン)

「日本の良さを世界へ発信~コンテンツツーリズムの持つ可能性~」

木村綾子・工学部1年/齋藤晃大・法学部1年/濱崎友美・総合理系1年

「日本の良さを世界へ発信~古典に学ぶ、研究の姿勢とアプローチ~」

森松はるな・総合理系1年/八尾寅史・医学部1年

【取材先】医学研究科 白土博樹 教授(放射線医学分野、放射線治療学)

「見えないメス、陽子線治療の先端を行く(1) ~未開拓分野にチャンスあり~」

松田直輝・総合理系1年/上條友夏子・医学部1年/斉藤駿・医学部1年

「見えないメス、陽子線治療の先端を行く(2) ~ワクワクを繋げる~」

松尾拓磨・総合理系1年/小口陽香・総合理系1年/平山義規・総合理系1年

【取材先】文学研究科 佐々木亨 教授(博物館経営論、文化人類学)

「いいね!博物館 ~あなたはきっと博物館へ行きたくなる~」

小川凜・文学部1年/菅原葉野・文学部1年/永島野利子・総合文系1年

「いいね!博物館 ~本から新しい世界を知る~」

泉しずく・総合理系1年/石原里香・水産学部2年/三浦高弘・総合理系1年