研究とは何か、自分自身の強みとは? 一般向けの文章の作成を通してこの問いを考えて行く「大学院生のためのセルフプロモーションⅠ(科学技術コミュニケーション特論Ⅰ)」を今年も春タームに実施しました。
(6~7名1グループで実践的なワークやピアレビューに取り組む)
今年は計38名が履修しました(理学院9、生命科学院9、工学院5、水産科学院5、総合化学院4、環境科学院1、獣医学院1、薬学院1、文学院1、公共政策院1)。これまでは30名程度に人数を制限していましたが、受講希望者が例年多いため、プログラム構成と他の業務のバランスなどを調整し、受講可能人数を増やしました。
初回ガイダンスは4月10日、最終回は6月5日、計8回という短い期間で、ワークや受講生同士でのピアレビューを行いながら、各自が自分自身の研究を紹介する記事を完成させました。今年も少ない授業時間を有効に活用するために、講義映像を事前に視聴することで、教室ではよりワークを実施できるようにしました。
授業の概要
- ガイダンス
- 科学技術コミュニケーションとセルフプロモーション
- SNSとセルフプロモーション:相互インタビュー・写真撮影
- 文章の構造:文章分析・文章デッサン(説明文)
- 説明と描写:研究室の描写
- 企画書ピアレビュー
- ピアレビュー
- ピアレビュー・ふりかえり
(相互インタビューの後、屋外でお互いにポートレートを撮影)
(5名が参加した函館キャンパスには動画通話システムを使って講義を配信)
できあがった作品のうち6本を、北大の広報サイト「いいね!Hokudai」に週一本程度順次掲載していきます。ぜひご覧ください。
- 超高感度センサで1分子をとらえろ!~Nanotuberの挑戦~
後藤 真菜美(総合化学院 修士1年) - ゲノムは私の手の中で改変される~タンパク質の機能解明を目指して~
江口 桃香(総合化学院 修士1年) - 我らが生活パートナー“筋肉”の謎を解く
市村 恵美(農学院 博士1年) - 日本にいる外国人たちの生きる道~朝鮮学校から考える移民の教育問題~
進 淑姣(公共政策大学院 修士1年) - 細胞核内到達Mission――最終章 ≪生体膜突破≫
邊見 龍樹(水産科学院 修士1年) - モノのハローワーク 〜スフィンガジエンの職を探して〜
城島 啓佑(生命科学院 修士1年)