実践+発信

2020年度 前期学部授業「北海道大学の「今」を知る」 終了

2020.9.18

CoSTEPスタッフによる2020年度 前期学部授業「北海道大学の「今」を知る」は、北海道大学に入学したばかりの一年生を主な対象とした授業です。「今を知る」では、北海道そして大学で新たな生活をスタートさせる学生とともに、北海道大学の「今」に触れ、彼ら/彼女らがこれから学んでいく「大学」という場所の魅力を仲間とともに発見していくことを目標としています。最終成果物は「いいね!Hokudai」に掲載され、多くの方々からコメントなどをいただくことができます。

今年度は、新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれるなか、30名の学生が履修してくれました。そして、9つのグループに分かれて、担当の教員スタッフとともに北大の魅力に迫っていきました。今年度は動画やアプリなど、これまでにはないバラエティーに富んだ成果物が提出されました。また、例年おこなっている研究室取材を通して北大の誇る最新の研究成果が学生たちの書いた記事によって紹介されました。

これらの成果物を制作する活動を通して、学生たちは、取材の依頼、写真の撮影、インタビュー、文字起こし、文章の執筆などについて実践的に学ぶことができます。また、こうした技術的な面のみならず、学生間のディスカッションやCoSTEPスタッフによるアドバイスを通じて、人に伝えるということや仲間と協力することの難しさや喜びを肌で感じることができます。

今年度は、授業の半分以上がオンラインでの実施となりました。そのため、私たち教員にとっても、毎回の授業がコミュニケーションのあり方について再考する機会となりました。授業が中盤に差し掛かっても、道外にいて、まだ北大を見たこともない学生もおり、そのような学生たちと一緒に北大の「今」を知ろうとする試みは、教員たちにとっても学びの多きものとなりました。学生たちの学びを止めることがないように最大限努めてきたつもりです。

以下は学生の成果物です。ぜひご覧ください! 

・川本 思心 班
北大1年生、コロナ禍での小さな挑戦」
金洛伶・医学部保健学科1年/畔取大凱・総合理系1年/小島脩平・総合理系1年
受験生必見!? 北大&札幌あるある」
小野寺 真輝/工藤 瑠偉/西堀 陽亮・総合理系1年

・種村 剛 班 取材先:大学院地球環境科学研究院 堀之内 武 教授
「金星のスーパーローテーションの謎を解明する(1)~研究者の協力が金星の観測を可能にする~」
「金星のスーパーローテーションの謎を解明する(2)~研究者の原点を知る~」
村上 知広・総合理系1年/飯塚 舜・総合理系1年/岩田 陸・総合理系1年/廣木 健人・医学部保健学科1年/屋敷 祐奈・総合理系1年

・種村剛班 取材先: レストラン クラーク亭オーナー 橋田 竹雄さん
「北海道大学に入学したから、大学近くのご飯屋さんに行ってみた〜北大生御用達のお店、クラーク亭〜」
屋敷 祐奈・総合理系1年/飯塚 舜・総合理系1年/岩田 陸・総合理系1年/廣木 健人・医学部保健学科1年/村上 知広・総合理系1年 

・池田 貴子 班 取材先: 塩野義製薬主席研究員・人獣共通感染症リサーチセンター客員教授 佐藤 彰彦 教授
「北大と塩野義製薬 ~新型コロナ研究の最先端を行く~」
大塚 蔵人/神谷 啓吾/吉田 和生・総合理系1年 

・池田 貴子 班
「オリンピックのマラソンコース走ってみた in北大」
石川 福真/高杉 翔/高橋 諒・総合理系1年

・西尾 直樹 班
「北大生のオススメを可視化「北大探索MAP」」
川端 大貴/髙橋 佑太/髙松 志帆/平岩 洋二/湯次 郁磨・総合理系1年、小林 諒也・医学部1年

・原 健一 班 取材先: 北海道大学大学院工学研究院 池上重康 助教
「モデルバーン徹底解剖! ~バルーンフレーミングとは何か?~」
内田 明希・総合理系1年/玉川 和貴・総合理系1年/松村 竜之介・総合理系1年

・原 健一 班 取材先:北海道大学公共政策大学院 高野 伸栄 教授
「科学技術を用いた最新の雪道対策」
櫻井 謙輔・経済学部1年/信田 龍之介・総合理系1年/村上 太一・総合理系1年