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「物語の中の北大」をいいね!Hokudai定期掲載中

2023.10.31

想像力を喚起する文章の力。瞬間的に目をひく言葉や写真・動画があふれるSNSの中で、ともすれば見失いがちな力。それをあらためて確認するために、CoSTEPが企画・運営するSNS「いいね!Hokudai」にて、連続企画「#物語の中の北大」を5月から定期掲載中です。

この企画では様々な物語、特に小説の中で北大が描写されている一節を、その季節にあわせて紹介していきます。残雪にぬかるむ春、爽やかな夏、静かな秋、全てが白く覆われる冬。その中で織り成される人間模様。古今の作品は、北大を訪れたことがある人にも、そうでない人にも、その情景を鮮やかに再現してくれます。本を片手に、描かれたその地を訪れてみるのも一興。

1. 『続・氷点』工学部前のかえで

2023年5月31日掲載
作者: 三浦綾子(1922-1999)北海道旭川市生まれ
出典: 『続・氷点』角川書店(1982)/初出:朝日新聞朝刊(1970.5.12-1971.5.10)
物語中の時代: 1960年代末-1970年初頭の春

2. 『死にがいを求めて生きているの』一万人の都ぞ弥生

2023年6月4日掲載
作者: 朝井リョウ(1989-)
出典: 『死にがいを求めて生きているの』中央公論新社(2022)/初出:『小説BOC』(2016.4-2018.7)
物語中の時代: 2013年頃の6月(ジンパ問題が扱われているため)

3. 『七帝柔道記』楡の巨木たち

2023年6月18日掲載
作者: 増田俊也(1965-)北大文学部中退・北大柔道部出身
出典: 『七帝柔道記』角川書店(2013)/初出:『月刊秘伝』(2008.1-2010.10)
物語中の時代: 1986年3月-1987年7月

4. 『緑のなかで』恵迪寮の外壁のツタ

2023年7月11日掲載
作者: 椰月美智子(1970-)
出典: 『緑のなかで』(光文社 2018)/初出:『小説宝石』(2017.12-2018.2)※同時収録「おれたちの架け橋」初出:『進研ゼミ高校講座 マイビジョン』(2016.4)
物語中の時代: 2010年代後半の夏

5. 「八月」教養棟と生協の外階段

2023年8月10日掲載
作者: 佐川光晴(1965-)北大法学部卒・恵迪寮生
出典: 「八月」『静かな夜』収録(左右社 2012)/初出:『新潮』(2009.3)
物語中の時代: 1985年8月

6. 『プラネタリウムの外側』博物館横からの人文棟/地層パフェ

2023年9月8日掲載
作者: 早瀬耕(1965-)
出典: 「忘却のワクチン」『プラネタリウムの外側』収録(早川書房2018)/初出:『SFマガジン』(2017.12)
物語中の時代: 2017年の8月4日から9月末

7. 『警官の血』封鎖された本部事務棟

2023年10月31日掲載
作者: 佐々木譲(1950-)北海道夕張市生まれ
出典: 『警官の血』(新潮社2007)/初出:『小説新潮』(2006年6月号-2007年8月号)
物語中の時代: 1969年10月31日

8. 『探偵はバーにいる』冬枯れた木立に囲まれた百年記念館

2023年11月24日掲載
作者: 東直己(1950-)北海道札幌市生まれ・北大文学部哲学科中退
出典: 『探偵はバーにいる』(早川書房1995)/初出単行本1992年
物語中の時代: 1984年晩秋

9. 「雪ウサギ」農学部の螺旋階段

2024年1月23日掲載
作者: 谷村志穂(1962-)北海道札幌市生まれ・北大農学部卒業
出典: 『ベリーショート』(集英社2003)/初出単行本1992年
物語中の時代: 1990年代(?) 1月上旬~中旬

10. 「二月」クラーク像

2024年2月2日掲載
作者: 佐川光晴(1965-)北大法学部卒・恵迪寮生
出典: 「二月」『静かな夜』収録(左右社 2012)/初出:『新潮』(2006)
物語中の時代: 1985年1月18~20日の間(誕生日は2月8日)

11. 『青春の門 放浪篇』まっ青な空と白一面の雪原とポプラ並木

2024年3月1日掲載
作者: 五木寛之(1932-)
出典: 『青春の門 放浪篇(下)』(講談社1974)
物語中の時代: 1950年代前半

続く・・・